えずけん(デジタル「絵図」研究会)第２９回例会のご案内
【研究報告】デジタル処理による現図曼荼羅の比較検討
下記の要領にて、えずけん第２９回例会を実施いたします。参加費、事前申し込みはご不要です。興味を持ってくださる方々のご参加をお待ちしています。
■日 時：2009年12月12日(土) 14:30-16:30
■場 所：高野山大学本館3階 情報処理演習室（PC教室）
■テーマ：【研究報告】デジタル処理による現図曼荼羅の比較検討
■プログラム
報告■14:30〜15:30
休憩■15:30〜15:40
質疑応答■15:40〜16:30
■簡単な内容紹介
本報告は９世紀初頭に日本に請来された現図曼荼羅の系譜について、これをデジタル画像処理により比較検討していくための手法について論じる。およそ1200 年の時代を経て、現図曼荼羅は幾度かの転写を繰り返し現在に伝えられている。曼荼羅の系統追究は従来、もっぱら視覚的、文献学的な研究に基づく判断に委ねられいた。しかしデジタル画像処理によって図像比較を行うことで、系統関係を客観的に検証していくことが可能になる。ここで提案する手法は他の多くの文化財にも応用し得るものと考えており、図像学、修復技術における新たな領域の可能性を提起する。
■参考
えずけん世話人・藤 吉 圭 二
(高野山大学文学部)